【甘み・酸味・食感をチェック】りんご4品種を食べ比べ!好みのりんごを探そう

【甘み・酸味・食感をチェック】りんご4品種を食べ比べ!自分好みのりんごを探してみよう

秋から冬にかけてはりんごがおいしい季節です。昔から「1日1個のりんごは医者いらず」と言われている通り、ビタミン類や食物繊維などが豊富。寒くなって体調を崩しやすい時期には積極的に食べたい果物のひとつです。今回は、スーパーでも手に入りやすい4種類のりんごを食べ比べ!甘みや酸味、食感などの違いを調べてみました。

調べたのはこちらの4品種

今回はひとつのスーパーで入手できた4品種を食べ比べます。左から「紅玉(こうぎょく)」」「トキ」「秋映(あきばえ)」「つがる」。トキとつがるは青森県産、紅玉と秋映は長野県産のものです。

 

甘酸っぱい味わいが特徴、製菓にも向く『紅玉』

鮮やかな赤い色合いに、ポツポツとした小さな黄色の果点がある『紅玉(こうぎょく)』。昭和30年頃までは主力品種でしたが、現在の生産数は減少しているとか。

強めの酸味や、煮ても崩れにくい果肉の特徴から、ジャムやアップルパイなどの製菓向きと言われています。ちなみに『紅玉』は小ぶりの品種なのですが、今回購入したりんごの中では一番の大きさでした。

果肉は少し黄身がかった白色。赤い皮とのコントラストがキレイです。甘さは控えめで酸味が効いています。ホクホクとしたしっかりめの食感で食べ応えもあり。製菓用として加熱してもいいのですが、そのまま食べてもおいしいですね。さっぱりとした味が好きな方にはおすすめです!

 

甘い豊かな香り♡青森生まれの『トキ』

4品種の中で唯一の青りんごである『トキ』。2004年に品種登録されたばかりの比較的新しいりんごです。「王林」と「ふじ」を掛け合わせて作られているそう。

果肉は淡い黄色。4品種の中で甘い香りが一番強いですね。カットすると果汁が飛び出すほどジューシー!皮はしっかり固めですが、シャキシャキとみずみずしく、甘みもたっぷり。

酸味はあまり感じません。甘いりんごが好きな方、とくにお子さんは喜ぶのではないでしょうか。

 

深みのある赤が目印。長野のオリジナル品種『秋映』(あきばえ)

「シナノスイート」「シナノゴールド」とともに『りんご三兄弟』と呼ばれている長野県のオリジナル品種『秋映(あきばえ)』。紅玉も艶やかですが、こちらはさらに深い赤色をしています。この赤がより濃く、黒っぽくなってくると完熟の印なのだとか。

果肉は4品種の中では一番強い黄色です。果汁たっぷり!皮は柔らかめの印象です。

シャキシャキとした歯ごたえがいいですね。甘みと酸味がちょうど良く、万人に愛されるバランスの良さを感じました。今後店頭で購入する際は黒く熟した秋映を選んでみると、よりジューシーな味わいが楽しめそうです。

 

「ふじ」に次ぐ出荷量!青森生まれの早生品種『つがる』

日本のりんご出荷量のおよそ5割を占める「ふじ」に続くのが『つがる』。青森生まれで8月~9月頃から出回る早生(わせ)品種です。

皮の色づきは薄めですが、酸味が少ないからか甘みを強く感じます。香りもとってもふくよか。食感はシャキシャキというよりふわふわというような、少し柔らかめの印象です。

甘いけれどさっぱりとした口当たりなので、食後のデザートにぴったりです。

 

同じりんごでも大きく違った!

4品種を食べ比べてみましたが、違いは伝わりましたでしょうか?

余談ですが、りんごは害虫などから守るため袋をかけて育てた「有袋(ゆうたい)りんご」と、太陽を浴びさせて糖度をあげるため、あえて袋をかけずに栽培する「無袋(むたい)りんご」があります。

無袋りんごは「太陽の光を浴びて育った」という意味から「サンつがる」「サンふじ」など、”サン”がつくのだそう。覚えておくと良いかもしれませんね。

 

りんごの品種はどのくらいある?

世界中では数千~1万種以上もあると言われるりんごの品種。日本へは平安時代の中期に渡来したということですが、これは食べられない鑑賞用のりんごだったそう。今食べられている「西洋りんご」が広く普及したのは明治時代。アメリカからりんごの苗木を輸入したことがきっかけになり、全国で栽培が始まりました。

それでは現在の日本のりんごは何種類くらいなのでしょう。気になったので農林水産省のWebサイトでりんごの品種登録数を調べてみると…なんと119件もヒットしました!ちなみに収穫量の割合で見てみると、近年は『ふじ』がおよそ5割を占めているそう。出願公表したものを含めると300種近くが登録されているりんご。これからも続々と新しい品種が楽しめるかもしれませんね!

 

文:田窪 綾