ビタミン豊富な「かぼちゃ」のさまざまな種類と食べ方紹介!

2018年の冬至は12月22日。昔から「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」ということわざがある通り、かぼちゃはビタミンが不足しがちな冬にぴったりの緑黄色野菜です。

栄養豊富で、料理はもちろんお菓子にも使える万能選手。今回はこの「かぼちゃ」について、種類や食べ方などをご紹介したいと思います。

かぼちゃの種類は大きく分けて3種類

かぼちゃは主に「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」の3種類に分けられます。中でも私たちがよく食べているのは「西洋かぼちゃ」。ホクホクとしていて、甘味を強く感じる種類で、「黒皮栗かぼちゃ」「坊ちゃんかぼちゃ」などの品種が有名です。

対して「日本かぼちゃ」は黒っぽい皮で、ねっとり食感。甘みは少なく淡白な味わいなので、和食などでよく使われます。「菊かぼちゃ」「黒皮かぼちゃ」などが代表的。

聞きなれない「ペポかぼちゃ」は、日本では食用のほか、園芸用としても育てられています。ハロウィン時期に飾りかぼちゃとして使われているのもこの種類です。ただ品種は多く、夏に出回るズッキーニも「ペポかぼちゃ」の一種。ズッキーニは貯蔵保存せず、収穫後すぐに販売されるため、夏が旬となっています。

かぼちゃは秋~冬の野菜と思いがちですが、収穫自体は夏~秋。そこから2~3か月貯蔵することででんぷんが糖に変わり、寒くなる頃には甘味たっぷりの完熟かぼちゃとして流通していきます。

生で食べられる西洋かぼちゃ「コリンキー」

近年、スーパーの店頭などで見かけるようになった、小さくて黄色いこのかぼちゃ。名前は「コリンキー」と言います。西洋かぼちゃの一種で、未成熟の状態で出荷されるためみずみずしく、生で皮ごと食べられるという、新しいタイプのかぼちゃです。

ウリのようなシャキシャキとした食感が特徴。クセがないので、スライスした後にサラダや浅漬けなどで食べるのがおすすめです。果肉も鮮やかな色味なので、ジャムにしても良いのだとか。

ひょうたんみたい?日本かぼちゃの「バターナッツかぼちゃ」

首が長く、ひょうたんのような独特な形をしている「バターナッツかぼちゃ」。アメリカ原産ではありますが、品種別では日本かぼちゃの一種になります。

ツルっとした表面を割ってみると、下部のふくらんだところに種と果肉があります。バターナッツかぼちゃはその名の通り、ナッツのような風味があります。また日本かぼちゃの特徴と同様に、ねっとりとして甘味は控えめ。繊維質があまりないので、ポタージュなどがおすすめです。また、ツルツルの皮をそのまま残してスライスし、加熱してもおいしく食べられます。

どうして冬至にかぼちゃを食べるの?

ではなぜ、冬至にかぼちゃを食べる習慣ができたのでしょうか?諸説あるうちのひとつをご紹介します。

冬至は1年を24に分けた、最後の「二十四節気」。最後なので「ん」がつくものを食べると運を呼び込めると伝えられてきました。「だいこん」「ぎんなん」「うどん」など…。その中に「南瓜(なんきん)=かぼちゃ」も名を連ねているのです。

昔、冬至の時期は食べられる野菜が少なかったため、かぼちゃを大事に保存し栄養を摂ろうという考えがあったのかもしれません。ビタミンA、C、Eを豊富に含むため、免疫力アップや風邪予防にも効果的な野菜です。かぼちゃパワーで冬を元気に乗り越えていきたいものですね。

文:田窪 綾