『お肉の冷凍保存』どうしてる?美味しさを長持ちさせるクックハック

私たちの食事作りに欠かせないお肉。スーパーで安くなっているときにまとめ買いをして、冷凍保存している方もきっと多いですよね。その買ってきたお肉…保存の仕方によっては味が落ちてしまうこともあるようなんです。今回はお肉の美味しさが長持ちする保存方法を、お肉の種類別にご紹介していきたいと思います!

買ってきたら…パックから出して保存しよう

お肉を美味しく保存するためには、『空気に触れさせないこと』が一番です。

いまは冷蔵庫のチルド室(またはパーシャル室)などのおかげで、肉や魚は以前より美味しく長く保てるようになってきました。しかし頻繁に開け閉めする冷蔵庫は、空気に触れやすくなる場所。お肉も雑菌が繁殖しやすくなり、変色や酸化につながる原因になります。

牛・豚・鶏に関わらず、まずはパックから取り出し、クッキングペーパーなどで表面の水分を拭き取っておきましょう。ここからはお肉の種類や加工別に保存の仕方をご紹介していきます。

かたまり肉(牛・豚・鶏)は水分を拭き取って密閉保存

水分を拭き取ったら、ラップをしてファスナー付き保存袋に入れておきます。このように空気を遮断すれば、冷凍庫3週間ほどはもつでしょう。また、時間をかけずに冷凍する方が傷みにくいので、冷凍庫にアルミトレーなどを敷いておくのがおすすめです。

ただ、かたまり肉のまま冷凍保存した場合は解凍までに時間がかかります。ローストビーフや煮豚、チキンステーキなど、そのまま調理する場合でなければ、ある程度の大きさに切り分けてから保存したほうが解凍後使いやすいです。

イチオシは、お肉を切り分け、下味をつけてから保存袋に入れておく方法。冷凍保存中味が染み込み、出来上がりも美味しくなります。

一番傷みやすいのは『ひき肉』!加熱後に冷凍保存しよう

お肉の中で一番傷みやすいのが『ひき肉』。細かいミンチ状になったことで空気に触れる面が増え、雑菌も繁殖しやすくなります。生のまま保存する場合は、手で触らず、へらやスプーンなどを使い、ラップできっちり密封します。

できればひき肉も炒める・ゆでるなど加熱をしてから保存しておく方が安心です。保存袋に広げて冷凍しておくと、使いたい分だけパキッと折ってすぐ調理することができます。

切り落とし、バラ肉など『薄い肉』は食べる分ずつ冷凍しよう

使い勝手の良い豚バラ肉や牛こま肉、切り落としなどは、その薄さからひき肉の次に傷みやすい食材です。こちらは一度に使い切れる分をラップに包んで保存しておきましょう。一人暮らしの方やお弁当用によく使う方は、数枚ずつを小分けしておくと便利です。

また、生姜焼きや炒め物などに使う機会が多い方は、酒や醤油などで味をつけて保存しておくと、解凍後そのまま調理が可能です。

おすすめは『冷凍→冷蔵』おいしく解凍するコツ

解凍の際、一番良いのは使う前日に冷凍庫から冷蔵庫へ移動させておくこと。ただ移すのを忘れてしまったり、急遽冷凍のお肉を使いたいという場面もありますよね。

そんな時は、『流水解凍』もしくは電子レンジの『解凍モード』を使い、半解凍程度にするのがおすすめ。お肉の旨みを逃さずに解凍できます。

一方で避けたいのは『自然解凍』。室温の15℃~20℃程度は、雑菌がもっとも繁殖しやすい温度です。また、一度解凍したお肉を再び冷凍することも避けましょう。コツを踏まえた冷凍保存ができれば、お肉のまとめ買いも楽しくなりそうです。2週間~1か月程度を目安に、美味しく食べ切りたいですね。

文:田窪 綾