冷めてしまった揚げ物、どうやって温め直す?コツは「水」と「アルミホイル」!

天ぷらや唐揚げ、コロッケは揚げたてが一番!ただ、いつもタイミング良く食べられるとは限りませんよね。今回は【フライパン】【オーブン】【魚焼きグリル】を使って、冷めてしまった揚げ物を効率よく温め直すクックハックを紹介します。買ってきたお惣菜も活用できるので、ぜひ試してみてくださいね。

水をくぐらせて揚げ直す!?

『冷めたコロッケやメンチカツは、水にくぐらせて油で揚げ直す』

これは以前、私が惣菜店で働き始めた時に教わった、まかない用コロッケの温め方です。前日に売れ残ってしまったコロッケやメンチカツ、唐揚げなどを食べる直前に水道水で表面を少しだけ濡らします。水分が表面に馴染んだところで、180~190℃程度に温めた油でサッと20~30秒揚げ直す。表面は少し濃い茶色になりますが、サクッとした食感が楽しめます。そのまま食べるよりも、電子レンジで温めた時よりも美味しくなるので、最初は驚きました。

しかしこちらは油の量が10リットル以上も入る、深い業務用フライヤーの話。水分で油がハネてしまうため、家庭用の揚げ油やフライパンではちょっと危険です。では、どうすればいいのか?ここからは、実際に試した「効率の良い家庭での温め直し方」をご紹介します。

もともと揚げ物は、衣の水分が蒸発し、その空洞部分に油が入り込むことで作られます。しかし、揚げてから時間が経つと中の食材の水分が衣に移るため、しんなりしてしまうのですね。ここでさらに外側から水分を足し、高温の熱で蒸発を手助けしてあげると、揚げたてとはいかないまでも、サクサクとした食感に変わります。

「霧吹き」+「トースター」を使う

家庭で試しやすいのは、霧吹きで両面を濡らしてから温める方法です。例えばこちらのメンチカツ。トースターやオーブンを予熱している間、揚げ物をキッチンペーパーに乗せ、両面を1~2回霧吹きします。

トースターにはクシャクシャに折り目を付けたアルミホイルを敷き、3分~5分温めれば出来上がりです。アルミホイルの凹凸に余分な油が落ちるので、ヘルシーにも仕上がります。ただ、冷蔵保存していた場合は揚げ物の内部が冷えているので、温める際には上にもアルミホイルをふんわり乗せ、さらに2~3分加熱します。これは表面を焦がさないようにするため。トースターやオーブンの熱が直接当たらないので、焦げずに中まで温めることができます。

フライパンでも温めOK!洗い物も減らせます

トースターやオーブンがない場合、フライパンでも簡単に温め可能です。では、買ってきたお惣菜の天ぷらで試してみましょう。

トースターの時と同じように、クシャクシャにして広げたアルミホイルを用意し、フライパンに広げます。ここから加熱開始です。霧吹きで少し濡らした天ぷらを重ならないように並べ、そのまま弱火で3~5分ほど。アルミホイルに少し油が染み出して来たら、ひっくり返して2~3分程度。じゅわじゅわと油が出てきたらOKです。

アルミホイルを間に敷くことでフライパンの熱が間接的になり、天ぷらが焦げにくくなります。冷蔵保存していた場合は、様子を見ながら少し長めに温めてみてください。フライパンの表面温度はおよそ200℃程度。アルミホイルはおよそ600℃までの耐熱性があるので溶けたりする心配もありません。

魚焼きグリルでもコツをつかめば温め直しOK

同様に魚焼きグリルでも温め直しが可能です。ただ火力が強いため中身が温まる前に表面が焦げてしまいがちです。この場合も、上にふんわりとアルミホイルで覆うことで、効率よく温め直しが可能です。

揚げ物のサクサク感をよみがえらせよう!

冷めてしまうとどうしても柔らかくなってしまう揚げ物ですが、温め直しのコツを知っておくと色々なシーンで利用ができるはずです。揚げたてのあのおいしさを100%再現…とはいかないまでも、霧吹きとアルミホイルの活用でサクサク感が楽しめます。ぜひ試してみてくださいね。

文:田窪 綾