どれが好み?焼き方色々「目玉焼き」のつくり方

シンプルだけれど、奥が深~い目玉焼き。朝食ではパンのおともにしたり、お昼や夜はハンバーグや焼きそばにのせたりと、私たちの食生活に欠かせない料理のひとつです。ゆで卵に半熟~固ゆでがあるように、目玉焼きにも色々な焼き加減があり、それぞれ名前がついているんです。今回は目玉焼きの料理名をと合わせ、美味しくキレイに焼くコツもご紹介します。

日本の定番、片面だけ焼く「サニーサイドアップ」

日本人が一般的に「目玉焼き」と聞いて想像するのは、片面だけ焼くこのタイプではないでしょうか。真ん中の黄身部分がまるで太陽に見えることからこの名が付いたと言われる「サニーサイドアップ」。表面までは熱が伝わりにくいため、黄身は生に近い半熟状態に仕上がります。

黄身を固焼きに近い状態に仕上げるには、「水を入れて蒸し焼きにする」といった方法がポピュラーですね。

目玉焼きのふちを香ばしくカリカリに仕上げるには、焼くときの油を多めにするのがコツです。フライパンをしっかり温めてから卵を入れたら、スプーンなどで油をすくって白身の部分に回しかけるようにする。それだけで上手に熱が入り、このような焼き加減になります。

両面焼きでも黄身は半熟に。「サニーサイドダウン」

先ほどの「サニーサイドアップ」の状態からサッとひっくり返し、軽く焼いた状態のものを「サニーサイドダウン」または「オーバーイージー」と言います。短時間で両面を焼いているため、白身はしっかり火が入り、黄身はトロ~リの状態に。お皿に移動させる時でも黄身が崩れにくいのがメリットです。

ここからもう少し長めに焼き、黄身を半熟にしたものは「オーバーミディアム」と呼ばれています。

しっかり焼く目玉焼き「ターンオーバー」

両面焼きで、白身も黄身もしっかり火を通すのが「ターンオーバー」。

「サニーサイドアップ」のような華やかさはありませんが、黄身が崩れたりこぼれたりする心配はありません。持ち歩きするお弁当の一品や、サンドイッチの具におすすめです。

目玉焼きのコツ① 卵の殻が入らないようにするには?

フライパンの上で直接卵を割り入れることが多い目玉焼き。「ついうっかり卵の殻まで入ってしまった…!」なんてことはありませんか?

卵の殻が入らないようにするコツ。それは「割る時の場所」に注意をすることなんです。フライパンやお茶碗のふち、机の角に打ち付けて卵にヒビを入れるのはNG。角度の衝撃で殻が卵の内側に入ってしまうため、白身と一緒に殻が入ったり、傷ついて黄身が割れたりしてしまいます。

卵を割る時はお茶碗やボウルなどの湾曲部分に打ち付けた方が上手に割れます。また、複数の卵を使う場合は、卵に卵を打ち付けてもOK。片方だけ衝撃がかかるので、両方割れてしまう心配はありません。

目玉焼きのコツ② 白身を広がりすぎないようにするには?

目玉焼きを焼くとき、白身が広がってしまいあまりキレイに仕上がらないことがあります。これを防ぐにも、ちょっとしたコツがあるんです。

卵は、卵黄の周りを囲むプリっとした濃厚卵白と、サラサラとした水溶性卵白があります。白身が広がりすぎない目玉焼きをつくるには、水溶性卵白を取り除けばOK。卵を一度ザルで濾し、水溶性卵白を落としてから焼けばキレイな仕上がりになります。

自分好みの目玉焼きを極めよう!

目玉焼きは簡単だけれど、なかなか思う通りの仕上がりにするのはむずかしいもの。自分で思う通りの焼き加減をマスター出来たら良いですよね!ぜひお好みの目玉焼きづくりを試してみてはいかがでしょうか。

文:田窪 綾