食べて温活!体を温める、冷やす食材を知ろう

1年で最も寒い1月~2月。底冷えのするこの時期は、体の冷えに悩む方も多いのではないでしょうか。冷えると寝つきが悪くなったり、便秘や肩こりなどの不調を引き起こしたりします。免疫機能も低下するため、インフルエンザやノロウィルスにかかりやすくなることも。手足はもちろん、体の中から温めて健康に春を迎えたいものですよね。

今回は、食べることで体を温める食材、また冷やしてしまう食材を紹介します。調理法や組み合わせ方次第でどちらにも変えることができるため、上手な食べ方で冬に負けない体を作っていきましょう。

温活の代表食材「生姜」は食べ方に注意

体を温める食材の代表格「生姜」。じつは加熱の有無で効果が変わるんです。

生姜には“ジンゲオール”という解熱作用が含まれており、体を冷やします。しかし、加熱すると、血流の流れを良くする “ショウガオール”という成分に変わります。

寒い冬はショウガオールの成分を多く摂るのが効果的。温かい紅茶に入れたり、他の食材と一緒に加熱したりして、上手に活用していきましょう。

意外な盲点「唐辛子」

唐辛子を食べると体がポカポカと温かくなります。一見すると体を温める食材だと感じるのですが、発汗作用が強いため、体の熱を奪ってしまうことも。

激辛料理が流行っていますが、冷えが気になる方は食べすぎに注意しましょう。

発酵食品は体を温める優秀食材

辛い物でも、キムチなどの発酵食品はおすすめです。発酵食品は腸の働きを促す効果があります。腸内環境が整うと代謝や血行が良くなるため、冷え解消にも役立ちます。普段から、みそ、しょうゆ、ヨーグルト、チーズなどの発酵食品を取り入れていきたいですね。

体を冷やしてしまう代表的な食材とは?

古来より東洋医学には「食養生」という考え方があり、食べ物を性質ごとに「熱・温・平・涼・寒」という5分類にしています。熱・温は「温性」、涼・寒は「冷性」とまとめており、冷え性の方には温性のものを積極的に摂り、季節に合わせて体のバランスを整える習慣があります。

体を冷やす代表格の食材は「夏野菜」。また、マンゴーやパイナップルなど、南国で育つ果物も体を冷やす食べ物とされています。

きゅうりやナス、トマトなど、夏に旬を迎える野菜は、ミネラルの一種であるカリウムが豊富。利尿作用があり、水分と一緒に体の塩分も排出してくれるため、体のだるさやむくみなどの解消にも一役買ってくれます。

ただこの時、体内の熱も放出してしまうため、食べると冷えてしまうことがあります。

わかめやもずく、めかぶなどの海藻類もミネラル豊富な分、体を冷やしやすい食材です。

その他、豆腐やそば、こんにゃく、精製された白砂糖も「冷性」に分類されます。

食べ方を変えれば温活に役立つ一品に

上記の食材は、寒い時期はなるべく加熱して食べるのがおすすめ。サラダにするなら、生野菜ではなくホットサラダに。きゅうりやトマトなら、肉や魚、卵などと炒めて中華風にするのもいいですね。

たんぱく質と組み合わせて調理することで、体を温める一品に変わります。海藻や豆腐はお味噌汁やスープなど、汁物に入れて食べるのがおすすめです。

工夫して食べて、体の中から温めていきましょう

体の冷えは病気以前という意味の“未病”とされていますが、血行不良などによりさまざまな不調につながることもあります。食べ方や組み合わせ方を知ることで体を上手に温め、寒い冬を乗り切っていきましょう。

文:田窪 綾